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血液内科記事一覧

RDW(赤血球の血液検査項目)の見方・考え方

RDWは、貧血の際に注目する検査所見です。Red cell distribution width:赤血球容積粒度分布幅という検査の略のことです。「赤血球の大きさのばらつきがあるかどうか」の指標となります。このページは医療者向けの内容ですので健康診断でRDWが高い時の項目で、患者さん情報をまとめていま...

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RDWの炎症マーカーとしての可能性

RDWは、元々は赤血球の大きさのばらつき具合を見ることで、貧血の原因を想像するために役立つ検査です。それに加え、最近では炎症マーカーの1つとして役立つかもしれないという報告があります。(現時点ではまだ明らかな見解とまでは行っていないので、可能性の1つとしてです。)炎症マーカーとは?近年では、動脈硬化...

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RDWが健康診断の血液検査で引っかかったら

健康診断でRDWが引っかかったら健康診断でRDWが引っかかったら何か異常があるのでしょうか?・・という質問をいただきましたので、お答えします。まず、RDWとはいったい何かRDWとは、赤血球の大きさのばらつきをみるものです血球の大きさにばらつきがあれば、RDWの数値は大きくなります。人の血液の中には、...

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ヘモグロビンが低下しない貧血

貧血とは、血液中の循環赤血球量が低下した状態です。どれくらい下がって入れば貧血かというとという考え方もありますが実臨床で一番大事なことは、普段との比較です。普段と比較して、赤血球が低下していたら低下している原因があります。特に、その中で出血を起こしている状態が最も危険なので、まずそれがないかを考えま...

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血液検査のMPV(Mean platelet volume)とは

血液検査のMPV(Mean platelet volume)とは血小板の大きさの平均です。血小板は、出血などの時に血液を固める成分で、約120日かけて、新しい血小板から古い血小板となり、寿命を迎えて新しく作りなおされます。新しい血小板は大きく、古い血小板は小さくなります。MPVは、この大きさの平均な...

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緊急輸血

輸血では、本来血液型を揃えて、予備試験を行って投与します。しかし、院内に在庫がなく、すぐに輸血を行わなければ命に関わるような場合には、その時間がありません。そういう場合には、O型、Rh(+)を使用します。緊急時の赤血球輸血は、@出血性ショックで判定の時間がないA血液型判定が困難B同型血が不足している...

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大球性貧血(葉酸欠乏による)

60歳男性もともと不規則な食事をしていた。最近、労作時に疲れやすくなる症状があり来院。ヘモグロビン赤血球数Ht(ヘマトクリット)MCVRDW白血球数血小板数T-bilD-bilLDH7.2  mg/dl122  fL

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RPI(Reticulocyte Production Index)を計算しまし...

貧血の患者さんを受け持ったら、RPIを測定しましょう。国家試験では、よく網赤血球数の絶対値を見ましょうと書いてありますが、ハリソンなどの教科書では、それよりもさらに役立つ指標として、RPI(Reticulocyte Production Index)を推奨しています。RPIってなにか貧血時には未熟な...

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