トップへ戻る

経管栄養剤の種類―半消化態、消化態、成分栄養剤ー

経管栄養は、消化管での消化が必要かそうでないかという分け方で、
下記のように分類されています。

 

 

 

半消化態栄養剤
5大栄養素及び食物繊維など必要な栄養分はほぼ充足できるがある程度以上の消化機能が必要
例:エンシュア・ラコール・メイバランスなど

 

消化態栄養剤

 

蛋白質をアミノ酸とペプチドまで分解済み
食物繊維はほとんど含まない
例:エレンタール・ツインラインなど

 

成分栄養剤
蛋白質をアミノ酸まで分解済み
食物繊維、脂肪はほとんど含まない

 

 

 

もう少し特徴を細かく見ていきましょう。

 

 

半消化態、消化態、成分栄養剤の比較

 

●半消化態栄養剤

 

主要栄養素がそのまま含まれており、体内での消化が必要
・タンパク質
・多糖類
・二糖類
・多価不飽和脂肪酸(PUFA)
・中鎖トリグリセリド(MCT)

 

半消化態栄養剤は、市販されているものも多いです。

 

タンパク質・カロリー・浸透圧は製品によって変わってくるため
栄養のメニューを組んで、それにあった製剤を使用します。

 

■消化管が機能していること
■正常な消化が行えること
■正常な吸収が行えること

 

が必要となります。

 

 

 

消化態栄養剤

 

主要栄養素が加水分解されており、消化・吸収が促進されます。

・アミノ酸
-グルタミン
-アルギニン
・ペプチド
・単糖類
・二糖類
・ブドウ糖ポリマー
・多価不飽和脂肪酸
・中鎖トリグリセリド
・ビタミン、ミネラル

が含まれています。

 

適応としては

■炎症性腸疾患
■膵機能不全
■吸収障害
■短腸症候群
■放射線性腸炎
■早期の経腸栄養
■半消化態栄養剤での不具合

 

消化吸収に難のある疾患の方では必要な形態であり
長期の絶食で消化管粘膜が萎縮してしまっている方などで重宝する形態です。

 

 

 

HOMEに戻る

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

経管栄養剤の種類―半消化態、消化態、成分栄養剤ー