問診を鍛える(総論)&研修医心得

よく言われることですが、私はこの言葉が好きです。
この信念を持って、研修をしてきました。

 

『画像診断や身体所見、治療方法は経験がものを言うが、
  患者さんのことをよく知ること、患者さんが話してくれることは
    上級医であれ、研修医であれ、ハンディはない。
      研修医はだれよりも患者さんのことを知っているべきである。』

 

上の先生には、アセスメントや知識で敵わないかもしれません。
ですが、患者さんの情報は、負けずに得ることができるはずです。
そのために、問診をして、足繁く患者さんの所に行きましょう。

 

問診は、だれでも平等に取ることができる。
ですが、十分に取れるようになるために、修行が必要です。

 

問診の精度は、ちょっとした考え方ですぐにワンランク上げることが可能です。
はじめの1週間で紹介した本、誰も教えてくれなかった診断学はもう102ページまで目を通してもらえたでしょうか?

 

書かれている内容を例にしても、例えば胸痛の問診をするにも、典型的な狭心痛の特徴を知って問診するのと、知らずにするのでは、聞ける内容にも密度が異なってきます
(各疾患ごとの知識は、研修医.comでも紹介していきます。各論でも学んでいきましょう。)

 

このページでは、問診に役立つ総論をというコンセプトで考えていきます。
大事な考え方、と私が考えている内容です。
では総論です。

 

 

 

 

 

研修医心得
自分の使える武器を、有効利用する。
問診・身体所見・採血・エコー・・Xp・CT・MRI等 

 

例えば、採血ができるなら、自分が調べる検査項目について、知識をしっかりさせる。

 

エコーを積極的に使えるようにしましょう。
例えば、気胸はエコーで見れる。虫垂炎もエコーで見える。イレウスも見える。
知っていましたか?
エコーはプライマリケアで習得する大事な手技と思っています。

 

CTを読めるようになりましょう。
CTは客観性のある情報で、情報量も多いです。

 

『検査に頼る』ことに対する是非とか、そういう話ではなくて
問診をしたら、それに対する自分の解釈で患者さんの病気に立ち向かえること
検査をしたら、それの結果の解釈をできるようにすること。

 

一度調べたことを、自分の経験を踏まえた知識として生かしていくことが大事です。
武器を増やしていく、ということが大事なのです。

 

その一つの手段として、経験した症例のフィードバックをしっかり行うことが大事です。
例えばCTをとって、それを読影してみたとします。
それに対して、本を読み、勉強します。

 

例えば腹部CTでは、こういった本を読んでみます。
ここまでわかる急性腹症のCT 第2版
この本はとても分かりやすいです
私が読んだのは第1版でしたが、最近第2版が出たようです。
第1版の時点で凄く良かったので、オススメできます。

 

(たしか)同作者のサイトもあります。
http://www.qqct.jp/series_select.html
これは超おすすめサイトです。
例えば、あなたは腸管壊死のCT所見、すぐに言えますか?読めますか?
もしいま分からなければ、逆にラッキーと考えて下さい。
このサイトでは、まとめがいくつも書いてあります。
サイト内検索もできます。 右上のバーで、腸管壊死、と入力してみてください。

 

 

使える武器は、使えるようにしていきましょう!

 

 


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