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簡易懸濁法とは

簡易懸濁法について

簡易懸濁法とは、
錠剤粉砕やカプセル開封をせずに
そのまま温湯に入れ崩壊懸濁させ経管投与する方法です。

 

 

錠剤の嚥下が難しい場合に、飲水なら可能という状態や、
経管栄養や胃瘻投与しやすい方法になります。

 

 

簡易懸濁可能な錠剤と困難な錠剤がそれぞれあるため、注意が必要です。

 

 

簡易懸濁方法
1回に服用する全薬品を約55℃の温湯20mLに入れて最長10分間自然放冷します。

 

 

粉砕調剤は、乳鉢・散剤分包機などに薬が付着し投与ロスが発生してしまう可能性がありますが、簡易懸濁ではこのロスがなく、また細いチューブも通るため、経鼻経管の細いチューブでも安全に投与することが可能です。

 

 

また、調剤薬局で長期分を処方され、それが粉砕調剤された場合では、他剤と混合してから、投与されるまでの数週間に、配合変化が起きる可能性があり得ます。
簡易懸濁法では、この間はもとの剤形で保管されるため、リスクを下げることが可能です。

 

 

粉砕後の粉は薬品名が確認できませんが、簡易懸濁では、投与直前まで識別コードで薬品が確認できるため、気になるときに確認することが出来ます。

 

 

シリンジに吸着したり、チューブ閉塞しやすい薬についてはチューブ通過の試験を行い検討されるため、閉塞しにくい薬剤かどうかを確認することも可能です。

 

 

このように、メリットの大きい簡易懸濁は今後データがさらに蓄積され投与されていく流れになると考えられます。
現在は施設ごとで、実際に使用するかどうか検討するという状態ですが、実際に使ってみると非常に便利なので、方法論としては是非覚えていきましょう。使用に関してはこれから明確化されてくるかと思いますので、まずは施設で使用する方針なのか確認が必要と考えられます。

 

 

 

 

 

 

 

 

簡易懸濁法