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受けもち患者さんの内服薬の、薬物相互作用を確認しよう

受けもち患者さんの内服薬の、相互作用を確認しよう

入院患者さんは、沢山の薬剤を使用していたり、追加されたりと、Polypharmacyの状態となっているケースが多いです。

 

・使用している薬剤に問題がないか。
・追加する予定の薬剤が安全に使用できるのか。

 

きちんと最低限調べて使用しましょう。

 

 

使用するのに簡便で、信頼性があるのは【Up to date】のLexicompというシステムです。
Up To Dateへのリンク

 

受けもち患者さんの内服薬の、薬物相互作用を確認しよう

 

上記の赤丸のところに、Drug interaction、もしくは日本語検索にしている場合は同じところに薬物相互作用と出てきます。

 

 

あとは検索窓に、使用している薬剤・使用する予定の薬剤を書き込んでいきます。
英語の一般名でスペルミスしたら検索してくれないため少々手間がかかりますが、これを毎回行う方が安全ですし、その後の成長につながると思います。

 

受けもち患者さんの内服薬の、薬物相互作用を確認しよう

 

検索すると、結果が出てきます。

 

受けもち患者さんの内服薬の、薬物相互作用を確認しよう

 

これは、ワーファリンとPPIの相互作用を検索したものですが、オメプラゾールとラベプラゾール(パリエット)では相互作用が異なり、パリエットの方が少ないとグレーディングされています。

 

受けもち患者さんの内服薬の、薬物相互作用を確認しよう

 

結果をクリックすると、
サマリーのところに、どんな相互作用なのかが書かれていて
どんな点に注意してフォローするべきか、ということが書いてあり、
Discussionのところでは、相互作用の理由なども書いてあり、参考になります。

 

 

これを、受け持った患者さん全例でやると、漏れがなく将来の臨床力につながるためオススメします。

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