敗血症について

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Abxが1時間遅れる毎に,生存率が7.6%ずつ低下

 

 

sBP<90,MAP<65,普段より40以上の血圧低下に加え、
代謝性acidosis,lactate上昇,SvO2低下をショックの指標補助となる。

 

 

敗血症
菌血症+SIRS
重症敗血症
臓器障害や臓器灌流低下または低血圧を呈する状態.
乳酸アシドーシス,乏尿,意識混濁などを起こす。輸液に反応する血圧低下の敗血症をこう表す。
重症敗血症
重症敗血症のうち,十分な輸液負荷を行っても低血圧(sBP<90mmHg or 通常より>40mmHgの低下)が持続するもの.
※循環作動薬が投与下では,低血圧でなくても良い

 

 

SIRSの基準

体温>38℃または<36℃
心拍数>90回/分
呼吸数>20回/分またはPaCO2<32Torr
末梢血白血球数>12000mm3または<4000mm3,あるいは未熟型顆粒球(band)>10%

 

 

動静脈の拡張,血管外漏出(vasodailator shock)
→hyperdynamic state(ここまでwarm shock)
 →hypodynamic state(こうなるとcold shock)
hypodynmicは内/外因性カテコラミンが多量すぎ、βがdown regulationすることによって起きてくる。

 

hyperdynamicになってから心室駆出率が低下し、sepsis発症後,24?48時間後に始まる→生存群では5?10時間で改善してくる

 

 

敗血症を疑う時

突然の悪寒戦慄(+) 38-38.5<BT
意識障害(せん妄等) tachy-HR・RR,BP↓ 尿量↓
四肢冷汗,チアノーゼ 網状皮斑
臓器障害の増悪/新出
BT<36
原因不明のacidosis
CRP,PCT↑
WBC↑/↓

 

 

敗血症を疑うこと
血清乳酸値の測定
抗菌薬投与前の血液培養実施
早期の広域Abx投与(1時間以内)
低血圧や乳酸値の上昇に対する輸液
十分な中心静脈圧の確保
輸液療法に反応しない遷延する低血圧に対する 血管作動薬の適応
十分な中心静脈圧酸素飽和度の確保

 

 

 

 

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