経管栄養と白湯

経管栄養と白湯

 

経管栄養に白湯を入れることがあります。
(白湯とは、飲むための湯冷まし水のようなもので、つまり水です)

 

なんのために使って、どんなmリットがあるのかについてまとめます。

 

 

 

よく
エンシュア250ml+白湯100ml×3
とか、そういった使い方を見ますよね。
これは何のために使っていくのでしょうか。

 

 

 

使う用途としては大きく4つです。

・入れる水分の量を増やしたい。
・経管栄養の浸透圧を下げたい
・経管栄養を少しずつ慣れさせる
・経管栄養中に、暑くなって脱水になったりした時に

 

 

このような用途で、白湯が選ばれることがあります。

 

 

 

入れる水分の量を増やしたい。

 

例えば、カリウムの比較的少ない製剤として
テルミールミニを選んだ場合、(200kcalあたり120mgで、エンシュアの250mlあたり370mgと比べ少ない)

 

経管栄養と白湯

テルミールミニの中に含まれている成分は
200kcalあたり、125mL
(1.6kcal/mL)
そのうち、水分は84mlに相当します。

 

 

 

これで、1600kcal入れるとすると水は892mlになります。
人によっては、一日の水分量が足らない方がいるため、その時に白湯を足します。

 

水が足りるかどうかの指標は、
血清のナトリウム濃度です。
この部分は、ピンとこなければ、輸液講座を見てみて下さい。

 

 

 

 

 

経管栄養全体を薄くしたい=浸透圧を下げたい。

 

浸透圧が高いと下痢をするかもしれない。
そういう意図で、白湯で薄めるケースはあります。

 

ただ、下痢の際には
浸透圧を下げるよりも、投与時間を長くしたほうが良いとされています。

 

 

 

経管栄養を少しずつ慣れさせる

 

経管栄養を急に開始する際、腸なれさせる目的で
経管栄養と白湯を混ぜるケースはよく見かけます。

 

実際にそれが正しいのかは、よくわかっていないところもあるのですが
経管栄養の開始時期に少し薄めて投与することは、よく見られることです。

 

 

 

経管栄養中に、暑くなって脱水になったりした時に

 

経管栄養をしている患者さんは
「喉が渇いた」と感じて自分で水を飲めない方が殆どです。
(自力で水を飲めないから経管栄養をしているので)

 

 

そういった方が、夏に汗を沢山書いて、水分が不足した時には
カロリーやミネラルが不足しているわけではないので、
水だけ補給してあげれば良くなるケースが多いです。

 

 

 

そういった時に、白湯を投与することがあります。
具体的には、血清ナトリウム濃度が上昇している時が、白湯を増やすタイミングです。

 

 

 

まとめ

 

白湯って何のためにいれるんだろう、ということは
・入れる水分の量を増やしたい。
・経管栄養全体を薄くしたい
・経管栄養を少しずつ慣れさせる
・経管栄養中に、暑くなって脱水になったりした時に

 

という理由で追加することが多いです。