膠原病記事一覧
IgA Vasculitisについて(Henoch-Schonlein 紫斑病)
IgA vasuculitisは、2012年に改定された名称で、元々は・アレルギー性紫斑病・Henoch-Schonlein 紫斑病(HSP)・Schonlein-Henoch 紫斑病・血管性紫斑病・アナフィラクトイド紫斑病という名称で言われていました。このページは、主に小児のIgA vasucul...
DISH(Diffuse idiopathic skeltal hyperost...
DISH(Diffuse idiopathic skeltal hyperostosis)=広汎性特発性骨増殖症とはフォレスティエ病やankylosing hyperostosisの別称で、非炎症性の機序による、脊柱靭帯、全身の腱付着部や靭帯の骨化や石灰化を起こす症候群です。
線維筋痛症について
線維筋痛症とは、「慢性的に続く痛み」を起こす病気です。・体中のあちこちが痛い・検査で炎症反応もなく、痛みの原因が分からないというような方では、この病気の可能性を考える必要があります。線維筋痛症は、「痛みを感じる」という刺激が、病気でない方に比べてとても強く感じるようになっている。という説が現時点では...
線維筋痛症の診断と治療
2010年の米国リウマチ学会(ACR)から、線維筋痛症診断基準の新しい基準が公開され、圧痛点を必要としない診断基準が有用と報告されています。従来の圧痛点は有用なのですが・線維筋痛症と診断された人たちも、プライマリ・ケア医レベルでは圧痛点を使っている人が少ない・圧痛点自体があっていないことも多いこと・...
SLE 2013年のSLICC基準
SLEの新しい分類基準です。SLICCでは17項目中4項目を満たしかつ、・臨床項目1項目以上・免疫項目1項目以上の両方を満たすものをSLEとして分類します。リンパ球の数は以前の項目より厳しくなり、血液異常は分割して考えることになりました。また、補体などが診断基準に入りました。比較のため、以前のSLE...
ループス腎炎分類(ISN/RPS分類)
ループス腎炎分類(ISN/RPS分類)2003年 [International Society of Nephrology/Renal Pathology Society]T.微小メサンギウムループス腎炎U.メサンギウム増殖性ループス腎炎 (メサンギウムに限局した病変)V.巣状ループス腎炎 ...
パルボウイルス感染症(parvovirus)
世界中どこでも散発的に発生するが、春に好発するウイルス感染症です。成人の場合、子供からの感染が多いとされるため、周囲に小さな子どもがいるかどうか問診しましょう。成人の70%はparvovirus B19 特異IgG抗体をもっています。暴露から5〜10日が最も感染性が高いです。第1期 インフル...