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一過性意識消失発作

一過性意識消失発作

 

 

患者が気を失うといったとき、次のものが考えられます。
ちょっと危険な用語、【一過性意識消失発作】

 

このうち、意識が清明でない状態を意識障害といいます。

 

-意識清明とは?
自己と周囲の環境を正しく認識し、周囲の環境に対し適切に反応できる状態です。
これが損なわれているのが意識障害です。JCSとかGCSで評価します。

 

 

失神だと考えた場合には心血管性を念頭に置きながら出血・貧血・脱水・薬剤性など失神の原因を中心に考えますし
意識障害だと考えた場合は意識障害の鑑別疾患のAIUEOTIPSで鑑別していきます。

 

 

ですので、方針を間違えないためにも目の前の患者さんがこの4つのどこに当てはまるかというのは非常に大切です。

 

 

この4つのうち失神・痙攣・意識障害はよく聞く言葉だと思いますが、
一過性意識障害(いわゆる一時的に気を失う)という単語は、その3つに分類できていない状態です。

 

 

つまり一過性意識消失発作とは、意識障害を来たす疾患が起こって、その患者さんが救急外来に搬送されてくるまでに意識が回復したという状態です。
ですので、失神であっても、痙攣であっても一過性の意識消失発作の原因になります。

 

 

その中で、失神なのか、痙攣なのかを考えていきましょう。
それは、ここなどを参考にしてみてください。

 

 

また、そのカテゴリーに入れる前に、時々変だな?と思うときは、怖い病気のことがあります。
例えば具体的な例を言うとクモ膜下出血で起こります。一旦クモ膜下出血を起こした際に急激な頭蓋内圧亢進とあまりの頭痛に意識を失い救急外来に搬送されてくるといった場合です。
痙攣したわけでもないのになぜか血圧が高かったり、意識も戻ってはいるけど完全ではなかったり、というような救急外来に到着する時分にはかなり意識も改善しているけど、恐ろしいことに頭痛があったことまで忘れてくる患者もいるぐらいです。こういう稀ではありますが危険な病気が潜んでいることが多いのが難しいところですね。

 

 

ちょっと危険な用語、【一過性意識消失発作】