緊急輸血
輸血では、本来血液型を揃えて、予備試験を行って投与します。
しかし、院内に在庫がなく、すぐに輸血を行わなければ命に関わるような場合には、その時間がありません。
そういう場合には、O型、Rh(+)を使用します。
緊急時の赤血球輸血は、
@出血性ショックで判定の時間がない
A血液型判定が困難
B同型血が不足している
の時には、O型、Rh(+)を使用します・
A型の人は
赤血球の膜に、A抗原を持っています。
血漿に、B抗体を持っています。自分の赤血球を固めてしまうA抗体は持っていません。
B型の人は
赤血球の膜に、B抗原を持っています。
血漿に、A抗体を持っています
ですので、混ぜると危険です。
ちなみに、AB型とO型はこんな感じです。
輸血は、血漿が除かれて行われます。
このように、くっつかずに、Hbが上昇します
患者が女児または妊娠可能な女性で、Rh(-)の時には、ABOは異型でもRh(-)を優先して輸血する。
FFPについてはRh(-)患者にRh(+)FFPを輸血してもいい。
スポンサードリンク