インストラクターの立場としては、PEAの項目はJMECCでは少し教えやすそう

インストラクターの立場としては、PEAの項目はJMECCでは少し教えやすそう

JMECCを受講するようになると、この点が良いな〜と思うものに
PEAの部分がすっきりしそう、というのがあります(インストラクター側の視点ですが)

 

 

もともt、ICLS講習会などでは、
除細動を必要とするVf、pulselessVTと
除細動を必要としないPEA、Asystoleの2つにわけて、講習を行っていきます。

 

 

ですが、実際の患者さんではなく、模擬の人形(表現が悪ければ申し訳ありません)をつかってする講習だと
どうしてもPEAやAsysで、心肺蘇生行為を行いながら
所見も何もない人形に、原因検索を主体的にやってもらうのが難しいな、というのが
実感としてありました。

 

 

実はこの人は整形外科に骨折して入院して、手術後数日後から動き始めたら急にこうなって〜
みたいな情報を教えて、やっと診断を疑う感じになって、という
「ほぼインストから伝える情報、または誘導する情報」になってしまいますし、
原因検索自体を忘れて、ということも起きてきます。

 

 

ですが、やっぱり蘇生行為を進めながら、並行して原因を考えるのが実臨床だと思うし、
蘇生後も、心肺停止の搬送前の時点からも原因を考えないといけないので、

 

 

そういう視点が(今までよりも)作りやすいのかな、という気がしています。
ただ、映像で症例を見て、いざ実際にシミュレートしようとすると、
いきなり全く喋りもしない人形になるので、そのギャップは大きいなと思います。

 

 

問診や診察の部分だけでも、生シム(人が患者さん役をする)とかの工夫も、今後各コースでしていきそうな予感がしました。

 

 

 

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