研修医の勉強方法や使える医学知識の習得

研修医向けのiPad、iPad miniの使い道と便利さ解説

研修医向けのタブレット端末(例:iPad、iPad mini)の考察
タブレット端末が一つあると、便利です。

 

iPadやiPad miniは医師ととても相性の良いタブレットで、日々の勉強にとってとてもプラスになります。

 

私が使用しているiPadで、どんなことができるか、どんな風に使用しているかをお話します。ちなみにこういうものを選ぶコツとしては、スペックとかではなく、何ができるのかを知ることが大事ですよ!もし研修生活によさそうと思ったら、検討してみましょう。

 

タブレット端末の使い道

  • 教科書を読む
  • 論文を読む
  • 論文を英語で読み上げる
  • Webサイトを見る
  • 気に入った論文やWebサイトをEVERNOTEに送る
  • Clipboxで勉強講義動画を見る
  • Sandord guide
  • パソコンのサブモニターとして使う
  • MKSAPを解く
  • 英会話をする

 

プライベートの時間では、
映画を見る
音楽を聴く

 

用途にも使っています。

 

Good Reader(論文や教科書の閲覧、英文の視聴におすすめのPDFリーダー)

 

タブレット端末が教科書を読む・論文を読むのに便利という点に関しては、もう言うまでもないでしょう。

 

どこでも読める、いつでも読める、分からない英単語もすぐに検索できる。赤線もマーカー腺も引ける、メモも書ける。Evernoteにすぐに送ることができる。いろんなことができます。(英単語はあとで解説します)

 

 

さて、そんなPDFを読むアプリでは、Good Readerか、PDF expertを使っている人が多いと思います。

 

最近両方を使い比べていますが、Good Readerの方が便利かなと感じる機会が増えてきています。(私の場合、iPad proを買ったので、Apple pencilも使うことができます。しかし、私の場合は字が非常に残念で、全く使いこなせていないという前提であるためもあるのか、PDF expertの利点をあまり使いこなせていない可能性があるという前提もあります)。ポジティブに言い換えれば、iPad air2やiPad miniなどでペンを使わない人にも参考になるということにしておきたいです。

 

 

さて、Good readerは、多機能のPDFリーダーで、何でも出来てしまいます。しかし一方で多機能すぎるため、機能を覚えきるのがめんどくさいという欠点もあるものの、一度覚えたら他のPDFリーダーは今ひとつと感じてしまうくらい、万能です。

 

実際に使っている機能をいくつかお見せします。

 

研修医向けのタブレット端末(例:iPad、iPad mini)の考察
単語を選らんで、虫眼鏡みたいなボタンを押して

 

研修医向けのタブレット端末(例:iPad、iPad mini)の考察
Difineを押す

 

研修医向けのタブレット端末(例:iPad、iPad mini)の考察
英単語の検索結果が出てきます。

 

辞書に登録されていない単語でも、インターネットで探すというアイコンが出てくるためだいたいの医学用語も調べられます。
(左下にある、Manageというボタンを押すとウィズダム英語辞典を追加できます)

 

 

iPad×Good Readerで、実際にどうやって論文を読んでいるか

では、実際にどう使っているかですが、Good Readerでは、Google driveやDrop boxなどのオンラインストレージに保存してある場合、保存しているファイルを直接読むことができます。

 

 

私の場合は、未読の論文で後で読もうと思っている物を、まずGoogle driveに保存します。次に、それをGood readerで開きます。そして読みます。

 

 

 

で、おすすめな使用方法は、ある程度読んで、『ここ大事、メモっておこう』という点や、『PECO、結論、この論文の要点』などを、Slide overという機能(PDFを読んで居る最中に、画面右から左に指を滑らせると他のアプリを使える機能)で、メモ帳を開きます。緑の矢印のように、右から左に指をふると、メモ帳を出せます。このメモ帳はずっと出てきているわけではなく、Good Readerの画面をクリックすると影に隠れます。(メモ書きした内容は残っていて後で使います)

 

研修医向けのタブレット端末(例:iPad、iPad mini)の考察

 

で、メモしておきたい点について打ち込んで、またPDFに戻り、頑張って読みきります。読み終わったらそれをEVERNOTEに送ります。送るタイミングで、タイトルを付けて保存することと、PDFを保存するページに書き込むことができるので、そこでメモ帳でメモしておいた内容をコピー&ペーストします。
研修医向けのタブレット端末(例:iPad、iPad mini)の考察
研修医向けのタブレット端末(例:iPad、iPad mini)の考察

 

 

そうすると、読んだ論文のサマリーが、タブレット端末だけでEVERNOTEに纏めることができ、後で読み返すときにも便利です!

 

 

それだけではない、タブレット端末で論文を読む意義、リスニングと速読訓練

で、次は英文を聞くような速度で読む訓練で、リスニング力と速読力を上げる訓練です。これもGood Readerならできます。
研修医向けのタブレット端末(例:iPad、iPad mini)の考察

 

文章を選択すると出てくる、Speakというボタンを押します。そうすると、その文章を読み上げてくれます。

 

デフォルトの設定では、亀のような、ビデオをスロー再生しているような非常に残念な音声が出てきますが、諦めてはいけません。

 

研修医向けのタブレット端末(例:iPad、iPad mini)の考察
画面右下に、Japaneseと書いてあるボタンがありますので、これをEnglishに変えます(押せば変更できます)

 

そうすると、いい感じに英文を読み上げてくれます。

 

もちろん、抑揚がない点や()で書かれたところなどは幾ばくかの残念感がありますが、ただトータルとしては良い機能です。リスニング力や速読力が上がると思いますので、もしよければ是非試してみてください。

 

 

(ちなみに読み上げ機能自体は、もともと入っているiBooksのアプリでも出来ますし、音声は『設定→一般→アクセシビリティ→スピーチ』のところで、声を選んでイケメンボイスにしたり、読み上げ速度を調節して聞きやすい速度・いつか聞き取りたい速度などにそれぞれ調整可能です。後述するMKSAPの呼び上げボイスはこちらに依存しますので、試してみたい方は調整してみてください。)

 

これは、どの種類のiPad、iPhoneでも可能です。

 

 

 

iPadとEVERNOTEとの連携について

iPadとEVERNOTEの連携はとてもスムースで、ほとんどのアプリからEVERNOTEに保存することができ、EVERNOTEのPDFをGood Readerで読むことも可能です。

 

もらった資料などをEVERNOTEに写真で取り込んで、あとでそれぞれの解説をパソコンで書き込むこともできます(まぁこれはiPhoneでもできますが)

 

こうしておくことでEvernoteの優れた検索機能を利用し、後で検索しなおして読み返したり、発表する際にまとめたりするのに便利に使用することができます。

 

 

Clipboxで勉強講義動画を見る

iPadやiPhoneでは、動画も見れるため動画を見る機会もあります。

 

しかし、外でインターネットに接続して動画をみるのは厳しいです(通信制限に引っかかってしまうため)

 

そのため、Clipboxというアプリを使用し、ダウンロードして利用するという方法をとるケースがあります。

 

※ここは、結構グレーな部分もありますので、体験談としかお話できませんが、専門科に進むと海外の学会をストリーミングで見ることができたり、Oakstoneなどのサイトのように、その科の1年間のまとめみたいなものが10万円くらいでオンライン配信されていたりします。これもClipboxはダウンロードできてしまいます。Youtubeも、ダウンロードできます。ただこれはいつまでそのダウンロード力が担保されているかは不明です。本当はこのアプリのすごさだけで1ページくらい書けますが、書くと危険だと思いますので書きませんが。

 

タブレットには便利なアプリがあります。(まとめ)

 

 

Sanford guide

Sanford guideは、抗菌薬の量(腎機能に応じた調整)や治療期間などが都度Up dateされるため、確認に使用します。ただ、パソコン版にするか、書籍版にするか、アプリ版にするかという選択で、研修医のはじめは書籍版を使ってみる方が網羅性に優れているので、良いのかもしれません。

 

私は、現在は抗菌薬を決めた後に、最後に容量確認に使用することがメインの用途なので、iphoneでもiPadでも使用できるアプリ版を毎年更新して使っています。

 

 

パソコンのサブモニターとして使う

Duetというアプリを使用すると、パソコンのサブモニターとして利用することができます。

 

サブモニターとしての性能ですが、画面はとてもきれいです。ただ、動きに少しモタツキがあるので、あまり動かす必要のない画面を出しておくのに便利です。例えば英語の教科書を見ながらまとめを作ったりするのに重宝します。

 

 

MKSAPを解く

研修医向けのタブレット端末(例:iPad、iPad mini)の考察
American College of Physicians.というアメリカの内科医の更新に使用される問題集です。

 

日本でもこれを使って勉強している人は多いと思いますし、実際に専門領域に進んだあと、他の科の知識をみるのに便利です。問題集形式で問題をといて、それの解説を見てその分野の勉強をする、という感じで、クエスチョンバンク+Yearnoteのレベルアップ版というイメージでさほど問題ないかと思います。

 

読みやすい英文かつ、実践的な問題(実臨床に役に立つ)なので、良いです。

 

これを多用しているのは、自宅で家庭内で過ごすときや、10分くらいの隙間時間があるときです。結婚すると、スマホをいじっているとけんかになりますがタブレットで英文を読んでいると何も言われません。病棟でも、タブレットのメリットは勉強している感がでるという点があります。子供がじゃれてきてもパソコンと違って壊れないですし、ナイトモードで白黒反転すると、勉強しながらいつの間にか寝落ちすることもできるので、便利です。

 

 

1問1答形式で、アプリなので起動もスムースですし、1問解いてその分野の領域を少し読むだけなので、1問10分単位で隙間時間に勉強できます。

 

 

MKSAPも、上で書いた英文読み上げに対応しているので、英文で読んでもらって、そのまま問題を解く、という風にすると、良いペースで学べるのではないかと思っています。

 

 

ただ、$599します。初期研修はじめの業務になれる時期よりは、2年目にすごく向いています。早い人で1年目4〜6ヶ月くらいして、少し慣れたころにやってみると良いと思いますが国試の知識が残っているうちにしてみるとどう成長するんだろうという興味があったりするので、もしやってみた人が居たら感想くれるとうれしいです。

 

 

英会話をする

iPadは、ヘッドセットなどを利用しなくても、マイク機能の付いたイヤホンで会話も出来るので、英会話もできます。
1日25分だけでも頑張ると、きっと将来に繋がりますので、是非頑張って欲しいと思います。

 

研修医2年間は、英語力はそれほど必要ないことが多いですが、その後、英語力が医者人生を左右します。英語ができると、キャリアの幅が広がることは間違いありません。

 

オススメの一つが、ネイティブキャンプというオンライン英会話です。

 

これは、他のオンライン英会話教室と違うところは、予約が不要ということです。アプリを立ち上げたらその場で英会話が出来る講師とすぐに英会話ができる、という点です。また、スカイプではなくこのアプリを通じて英会話をします。

 

回線自体は若干悪く、時に通信が切れてしまうこともあります。ただ、

  • いつでも定額(月5000円)で英会話しほうだい
  • 英会話しようと思ったら、その場でできる

 

この2つに価値を感じているため、今現在はこれをしています。他のオンライン英会話の場合、20分後の予約を取る、というシステムだと、20分後に予約しようと思ったら希望の時間にできない、結局やらない、という連鎖となることがあり、それを防ぐことができますので。

 

欠点としては、同じ先生に続けて受講ということが出来ない点です。これは結構大きいので、どうしていくかを考える必要があります。例えば早朝などのように、定時で予約でき実行できる場合は、他のオンライン英会話の方が向いています。その場合はスカイプを通じて通信するので通話は英会話教室の回線の安定性によります。

 

オンライン英会話先は今もいろいろ試行中ですが、iPadだと朝起きたらすぐに英会話という流れができるので使っています。

 

 

 

余暇のiPad

あとは、HuluやAmazon videoを見ることがあります。Amazon videoはオフラインでもダウンロードしてみることができるので、どこでも見ることができて好きです。

 

iPadの画質と、iPad proのスピーカーはとても良い性能なのでとても楽しめます。
参考:AmazonビデオやAmazonサービスとは?

 

 

 

まとめ

iPadは、読む・見る・聞くという視聴体験に優れたマシンで、読むことにかけてはパソコンよりも優れています。いつでも、どこでも、どの姿勢でも見れる自由さは、『どこでも勉強できる』『いつでも成長できる』という私のニーズに完全に合致しています。

 

実際、がっつりまとめたいときはパソコンのほうが優れていますし、多くのこともパソコンだけでもできなくはありません。ですが、私は上記のことをiPadでしています。そして、それが快適で、とても好きです。タブレットお勧めなので、ぜひ一台あると、潤いますよ!

 

 

 

iPad、iPad miniの選び方・wifiかCellularか

 

iPadには、いつでもインターネットにつなげる、Cellularタイプと、Wifi可でしか使用できないWifiタイプの2種類があります。
どちらが良いかというのは決まっていて、Cellularタイプです。

 

どこでも大画面でストレスフリーで利用出来た方が絶対に良いです。というのも、論文をカフェで読んで、単語をインターネット検索するときにいちいちBluetoothのボタンを押してスマホとつなげて、ってめんどくさいかなと思います。もちろん今はiPadだけを操作して、iPhoneを取り出さずに自動的にBluetooth経由でインターネットに接続できるので、wifi利用している人はそれで支障がないのかもしれませんが、実際にはcellularの方が快適です。

 

SIMフリータイプというものであれば、格安SIMで月額0円で500MBまで利用でき、必要時に安く利用出来るような選択肢もあるので、それがベストだと思います。どこでも英語論文を気軽に読んじゃいましょう!

 

研修医向けのタブレット端末(例:iPad、iPad mini)の考察