医学書を自炊する3つの方法
医学書をたくさん買ってたくさん読むのはとても楽しいことです。
ですが、
- かさばってきて、置ききれなくなってきてしまったときにどうするか
- 引っ越しや病院移動をするときにどうするか
ということが問題になってきます。
せっかく読んだ本で、いつかまた読むかもしれない
という場合、自炊をします。
自炊とは?
自炊とは、
本をすべてスキャナして、PDFの形で保存すること
です。
自炊しておくことで、パソコンやタブレットやスマホに保存し、いつでも読み直すことができます。
自炊の3つの方法
医学書を自炊する方法で、代表的なのを3つ解説します。
自力で自炊
上にある、スキャン用の機械が最もメジャーな機種です。
自力で切断し、それをスキャナします。
スキャナの機械を選ぶときに必須なのが
- 楽にできること
- OCR機能が付いていること
です。
1枚ずつセットしてスキャンするタイプだと、とても手間がかかります。なので何枚も送り込めるものを選びましょう。
OCR機能というのは、スキャナした文章が、後から文字検索に引っかかるかどうかという機能です。
例えば、スキャナした本から、梅毒の検査について後から検索したくなったとします。
OCR機能が付いていないと、スキャナした本の中に梅毒の検査のことが書いてあったとしても、検索結果の一覧から出てこないため非常にめんどくさいです。
なので、OCR機能がついたものを選ぶ必要があります。
この方法だとメリットとしては、
・固定費は掛からない
・裁断後の本は残る
・スキャナの画像はそこそこきれい
デメリットとしては
・自分の時間がある程度取られる
という特徴があります。
本を残しつつ自力で自炊
本をもって出歩くのが重いから自炊したいが、できれば本は保存しておきたい、という人向けな方法がこちらです。
このライトの下で、広げたページをスキャンすることができます。
私が実際に使用していないので十分なことは言えませんが、先輩が使っているのを見る限り精度もなかなかよく、OCR検索もできます。
ただ、一番の問題点としては、読み込むのが一ページずつなので時間がかかることです。
業者に自炊してもらう
最後の一つは、業者にスキャナしてもらう方法です(私はこれにしていました)
こちらはBookscanというサイトですが、送るとスキャナしてくれるサービスです。
月に1万円程かかるサービスだと、
1週間〜10日以内にスキャナしてくれる
Dropboxに送ってくれる
Kindleに送ってくれる
Amazonから直接PDFにしてくれる
タブレット毎に読みやすいように最適化カスタマイズしてくれる
月に50冊まで無料でスキャナしてくれる
OCR検索機能を付けてくれる
と至れりつくせりです。
出来上がったスキャナ本も、上の絵のように一覧になっていて見やすいです。
ただ、やはり値段が非常に高いので悩ましいところです。
このサービスの場合、実は1万円のコースに一度入った後に退会すると月額2,980円の「プレミアム会員ライト」というサービスの案内が来ます。月のスキャン可能本数が10冊に減る以外は同じサービスになりますので、こちらに変更することも可能です。
一度整理するときにこのサービスを1月利用し、後はスキャナが終わるまで利用する、という方には良いサービスだと思います。
私は、自分の時間を使ってスキャンするより、やってもらってその時間を別のことに使いたいと思いサービスを利用しました。
どの方法も良い点もあれば悪い点もあります。このページのメリットデメリットが少しでも参考になれば幸いです!