血液検査のMPV(Mean platelet volume)とは
血液検査のMPV(Mean platelet volume)とは
血小板の大きさの平均です。
血小板は、出血などの時に血液を固める成分で、
約120日かけて、新しい血小板から古い血小板となり、
寿命を迎えて新しく作りなおされます。
新しい血小板は大きく、古い血小板は小さくなります。
MPVは、この大きさの平均なので、新しい血小板が多い病気での場合に
MPV値は高値となります。
代表的な病気としては、ITP(特発性血小板減少性紫斑病)などです。
血小板値が少なく、こういった大きい物が多い場合は、
壊されたり消費して、作りなおして新しくするような病気がある、というヒントになります。
健診などで、血小板も低くないけど、MPVだけが高かったり低かったりして引っかかった時には
病的である可能性はあまり心配しなくて良いものと考えられます。
